英新車登録、1月は14.7%増加 1/2

英自動車工業会(SMMT)は6日、同国の2023年1月の乗用車新車登録が13万1,994台となり、前年同月に比べ14.7%増加したと発表した。増加は6カ月連続となる。

燃料別では、ハイブリッド車(HEV)が前年同月比40.6%増の1万8,976台、電気自動車(BEV)も19.8%増の1万7,294台と好調だった。プラグインハイブリッド車(PHEV)は0.7%増の9,109台にとどまり、市場シェアは6.9%に後退した。ガソリン車は、14.6%増の5万8,973台で、市場シェアは44.7%。ディーゼル車は、12.1%減の5,280台で、市場シェアは4.0%にとどまった。

SMMTの市場予想によると、プラグイン車両(BEV、PHEV)の2023年の市場シェアは、25%以上となり、2024年には31.0%に拡大する見通し。

ただ、SMMTは今後の懸念材料として、充電インフラの不足を指摘している。SMMTによると、充電ポイントの新規設置数とプラグイン車の新規登録台数の割合は、2022年第4四半期が1対62台で、2021年第4四半期の1対42台と比べると、設置のペースが大幅に後退している。

SMMTによると、2023年の乗用車新車登録は前年比11.1%増の179万台となる見通し。経済環境の悪化を受け、昨年10月時点の予想を下方修正した。2024年は196万台に回復すると予想している。

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