インド鉄鋼大手のタタ製鉄は4日、英国中部ノーサンプトンシャー州のコービー製鉄所内に鋼管製品を保管するハイテク倉庫を開設したと発表した。既存の3つの倉庫棟を統合した新倉庫は最大2万トンの保管能力を持ち、すでに運用を開始している。投資額は400万ポンド。
新倉庫は最新の構造技術に加え、安全を最優先するソフトウエアシステムが導入されている。同システムは最大3トン単位の鋼管製品をスキャンしたうえで適切な場所に保管する。製品の出荷に関してもシステム化を徹底するなど顧客サービスの迅速化と正確な在庫管理を実現している。
コービー工場の鋼管製品はスポーツスタジアムなどの建設やエンジニアリング用途向けに全世界に出荷されている。