独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェン(以下、ZF)は5月3日、米半導体大手のウルフスピードとの戦略提携の一環として、ドイツのニュルンベルク地域に炭化ケイ素(SiC)技術の共同研究開発センターを開設する計画を発表した。両社は今年2月、ドイツにSiC半導体の大型工場と共同研究センターを開設する計画を発表していた。
共同研究開発センターでは、乗用車、商用車、農機、産業用車両などあらゆるモビリティ分野および産業、再生可能エネルギー分野を対象とする。
新工場については2月に、独西部ザールラント州のエンスドルフに建設計画を発表していた。
両計画とも、欧州連合(EU)の「欧州の共通利益に適合する重要プロジェクト(IPCEI)」の枠組みにおける「IPCEI マイクロエレクトロニクスおよび通信技術」プログラムに助成金を申請しており、年内の認可を見込んでいる。