独フォルクスワーゲン(VW)・グループ傘下の高級スポーツカーメーカー、ポルシェは9日、運転支援システムの分野で米半導体大手インテル傘下のモービルアイ(本社:エルサレム、イスラエル)と戦略提携すると発表した。モービルアイの技術プラットフォーム「スーパービジョン」をベースにした自動運転機能などをポルシェの将来のモデルに搭載することを計画している。
ポルシェによると、モービルアイとの提携により、例えば、渋滞時の自動運転や、入力したルートに沿った走行、追い越しや車線変更(割り込み)の自動運転などの機能が可能になる。その際、ドライバーはハンドルから手を離すことができるが、視線は走行方向に向け、注意する必要がある。
ポルシェによると、VWグループはポルシェ以外の傘下のブランドにも「スーパービジョン」を活用していく方針という。独日刊紙『フランクフルターアルゲマイネ』によると、VW傘下の商用車ブランド「VWヌッツファールツォイゲ」の自動運転機能の開発でモービルアイは重要な役割を担うとされている。