独自動車大手のダイムラーは8日、ドイツのラシュタット工場で10月から「Aクラス」の電気自動車(E-Cell)を生産すると発表した。当初は約500台の小規模生産にとどめ、4年または最大走行距離6万キロを条件に一部の顧客にリースする予定。
\「Aクラス・Eセル」はリチウムイオン電池を搭載し、1回のフル充電で200kmを走行できる。電気モーターの最大出力は70kW、最大トルクは290Nm。
\ \■ ゼロエミッション車の生産、3機種に
\ \ダイムラーはすでに、超小型車ブランド、スマートの電気自動車と燃料電池車「Bクラス・Fセル」をパイロットプロジェクト向けに小規模で生産している。Aクラス・Eセルの生産が開始されると、同社のゼロエミッション車は計3機種となる。
\スマートの電気自動車は2009年11月から、フランスのハンバッハ工場で生産している。約1,000台を欧州6カ国および米国とカナダの一部の顧客に供給する。2012年からは一般市場向けにも量産する計画。
\Bクラス・Fセルは約200台を生産し、年内に欧州や米国の顧客に供給する。同モデルの航続距離は約400km。ガス状の水素燃料を約3分で充填できる。
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