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2010/2/19

企業情報 - 自動車メーカー

ルノー、印合弁事業を見直しへ

この記事の要約

仏自動車大手のルノーは9日、印同業マヒンドラ・アンド・マヒンドラとの合弁事業を見直すとともに、インドで独自の販売網構築に乗り出す考えを明らかにした。自動車市場の拡大をにらみ、自力での市場開拓を目指す。\ ルノーは2005 […]

仏自動車大手のルノーは9日、印同業マヒンドラ・アンド・マヒンドラとの合弁事業を見直すとともに、インドで独自の販売網構築に乗り出す考えを明らかにした。自動車市場の拡大をにらみ、自力での市場開拓を目指す。

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ルノーは2005年、マヒンドラと合弁で低価格車「ロガン」の製造販売を手がける「マヒンドラ・ルノー」(出資比率:マヒンドラ51%、ルノー49%)を設立。07年半ばから販売を開始したが、業績は低迷している。インドでは小型車に8%、中型車に20%の物品税が課せられるが、ロガンの車長は4.24メートルと、小型車の規定である4メートルをわずかに上回るため、中型車に分類されている。このことが競合車種との価格競争力を削ぎ販売を低迷させる原因になっていると見られる。ルノー・インディアのラオ最高執行責任者(COO)は、合弁事業の見直しについて、「様々な選択肢を検討している」とした上で、「30~45日以内に詳細を明らかにする」と述べた。

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ルノーは、11年半ばまでに15の販売店をインド各地に開設し、12年半ばには150店に増やす計画。ルノー・インディアのナシフ社長は、「インドの自動車市場は今後10年間で3倍に拡大する。今からでも決して遅くはない」と述べ、単独での市場開拓に意欲を見せた。同社は11年に、高級セダン「フルエンス」とSUV「コレオス」をインド市場に投入する。両モデルとも南部チェンナイに建設中の日産自動車との合弁工場で生産される。

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