仏PSAプジョー・シトロエングループが10日発表した2009年12月期通期決算は、純損益が11億6,100万ユーロの赤字となった。前の期は3億6,300万ユーロの赤字で、損失幅が拡大した。世界的な新車販売の低迷が響いた。
\売上高は前期比10.9%減の484億1,700万ユーロ。うち自動車部門は8.1%減の382億6,500万ユーロだった。営業損益は前期の5億5,000万ユーロの黒字から6億8,900万ユーロの赤字に転落したが、下半期に限れば1億3,700万ユーロの黒字だった。
\PSAは、今年の欧州自動車市場は昨年から9%縮小する一方で、中国市場が2けた成長となり、中南米市場もプラス成長に転じると予測。今年度の業績については、上半期は営業黒字を確保できるとの見通しを示した。
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