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2010/2/19

企業情報 - 自動車メーカー

シュコダ自、主力車を約2割減産

この記事の要約

独フォルクスワーゲンのチェコ子会社シュコダ自動車が、主力モデル「オクタビア」の減産に踏み切る。同社が現地メディアに11日明らかにしたところによると、チェコ北部のムラダー・ボレスラウ工場の同モデルの1日あたり生産を574台 […]

独フォルクスワーゲンのチェコ子会社シュコダ自動車が、主力モデル「オクタビア」の減産に踏み切る。同社が現地メディアに11日明らかにしたところによると、チェコ北部のムラダー・ボレスラウ工場の同モデルの1日あたり生産を574台から441台に縮小する。3月から実施し、今年末まで続けるという。

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「オクタビア」は、同社の2009年世界販売68万4,226台の約4割に当たる27万3,590台を占め、最も販売台数が多いモデル。だが、09年に新車需要喚起のため西欧主要国が実施した買い替え奨励策が、昨年末から今年にかけて廃止または規模縮小となったのに伴い、注文が大きく落ち込んでいるという。「オクタビア」減産で同社は、組立、溶接、塗装、物流管理の各部門で派遣従業員を中心に計300人を削減する方針だ。

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同社は2月から、小型MPV「ルームスター」、小型車「ファビア」の減産を実施。「ルームスター」はシフトを減らしたうえで今年末まで週4日以下の稼働に、「ファビア」も3月末まで週4日の生産に落とすとしている。両モデルの減産に伴う人員削減、減給などはないという。

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