欧州自動車最大手のフォルクスワーゲン(VW)は電気自動車「Eアップ(Up)」を2013年から量産する計画だ。同社のウルリッヒ・ハッケンベルク開発担当取締役が独産業専門紙『VDIナッハリヒテン』に明らかにした。バッテリーを床下に搭載するため一部構造に手を加える以外は、ガソリンおよびディーゼル燃料の「アップ」と同じ車体を採用する計画。
\電気自動車の生産では、独ダイムラーが段階的に生産規模を拡大する戦略を取る一方、VWは2013年から一気に大量生産を開始する計画だ。
\同取締役はこのほか、新興国向けに開発した「ポロ」のノッチバックバージョンを欧州市場にも投入する方針を明らかにした。同モデルは年内に、ロシアのほかインドでも生産を開始する。
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