フィンランドのタイヤ大手ノキアンタイヤズが11日発表した2009年12月期決算は、売上高が前の期比26.1%減の7億9,850万ユーロ、営業利益が同58.7%減の1億200万ユーロにそれぞれ減少した。世界的な自動車市場の不振がタイヤ需要の後退をもたらし、減収減益となった。
\部門別売上高は、主力の乗用車向けタイヤが前期比28.9%減の5億2,730万ユーロ、重機用タイヤが48.8%減の5,010万ユーロ、トラック用タイヤが14.5%減の2,850万ユーロとなった。また、小売部門のVianorは11.4%減の2億7,320万ユーロだった。
\同社は2010年の見通しについて、タイヤ需要は徐々に回復に向かっており、増収増益を確保できるとしている。
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