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2010/2/19

企業情報 - 部品メーカー

独グラマー、黒字転換

この記事の要約

自動車内装部品や車両シートの大手メーカーである独グラマーが10日発表した2009年10-12月期決算(速報値)の営業損益(EBITベース)は300万ユーロの黒字となり、前の期(7-9月期)の280万ユーロの赤字から改善し […]

自動車内装部品や車両シートの大手メーカーである独グラマーが10日発表した2009年10-12月期決算(速報値)の営業損益(EBITベース)は300万ユーロの黒字となり、前の期(7-9月期)の280万ユーロの赤字から改善した。業績悪化を受けて実施したコスト削減策が奏功した。売上高は2億900万ユーロで、前年同期比で6%減となったものの、前の期から14%増加しており、回復基調にあることがうかがえる。

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部門別売上高は、主力の自動車部門が前年同期比5%増の1億4,400万ユーロに拡大した。前の期との比較では15%増だった。新製品の受注が好調で業績改善に貢献した。一方、シートシステム部門は苦戦し、前年同期比で24%減の6,500万ユーロに後退。ただ、前の期との比較では12%増と回復に転じている。

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09年通期の売上高は28%減の7億2,500万ユーロ。内訳は自動車部門が4億9,000万ユーロ(23%減)、シートシステム部門が2億5,000万ユーロ(36%減)だった。大幅減収に加えてリストラ費の計上が響き、営業損益は2,450万ユーロの赤字となった。

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部門別利益など詳細は3月31日に発表する予定。

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