独高級車メーカーのアウディはスイスのジュネーブモーターショーにコンパクトカー「A1」をベースにしたコンセプトカー「A1 eトロン」を出展する。電気モーターのみで約50kmを走行できる。レンジエクステンダー(航続距離延長装置)として発電用のロータリーエンジンを搭載しており、さらに走行距離を200km伸ばすことができる。
\同モデルは4人乗りで、電気モーターの出力は75kW(102PS)。最高時速は130km以上、停止した状態から時速100kmまで10.2秒で加速する。バッテリーが少なくなると、ロータリーエンジンを稼働させて発電機を回し、バッテリーを充電する。ロータリーエンジンのタンク容量は12リットル。走行100km当たりの燃費は1.9リットル、走行100km当たりの二酸化炭素(CO2)排出量は45グラムとなっている。
\アウディは2009年秋の独フランクフルトモーターショー(IAA)で初めて電気自動車(EV)スポーツカー「eトロン」を発表。今年1月の米デトロイトモーターショーではIAAに出展したモデルよりコンパクトなeトロンのセカンドモデル(ショーカー)を出展した。アウディはeトロンのモデルをさらに増やす方針を示している。
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