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2010/3/5

一般・技術・その他 (旧)

墺フェストアルピーネ、6期ぶり増収確保

この記事の要約

欧州鉄鋼6位のフェストアルピーネ(オーストリア)が2月25日発表した2009/10年第3四半期(10-12月期)決算の売上高は前期(7-9月)比0.8%増の20億8,400万ユーロとなった。中国、インドなど新興国を中心に […]

欧州鉄鋼6位のフェストアルピーネ(オーストリア)が2月25日発表した2009/10年第3四半期(10-12月期)決算の売上高は前期(7-9月)比0.8%増の20億8,400万ユーロとなった。中国、インドなど新興国を中心に需要が回復したことが追い風となり、08年7‐9月期以来5期連続の減収にようやく歯止めがかかった。前年同期との比較では26%減とまだ低い水準にあるものの、営業利益(EBIT)が前期比87%増の1億3,200万ユーロ、最終利益も同153%増の7,150万ユーロに大幅改善し、回復基調にあることを示している。

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第1-第3四半期の売上高は前年同期比32.9%減の62億2,500万ユーロ、最終利益は91.5%減の5,160万ユーロだった。

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フェストアルピーネは業績悪化を受け、過去1年で3,260人を削減したほか、時短措置を導入した。09年12月末時点での時短措置の対象者は4,140人だった。ただ、業績が上向いてきたことから対象者は9月末に比べ711人減少したという。

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同社は第4四半期からの業績回復を見込んでいる。

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