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2010/3/5

一般・技術・その他 (旧)

ハンブルクで電気自動車プロジェクトが始動

この記事の要約

ハンブルク市で2月24日、電気自動車実用化に向けたパイロットプロジェクトがスタートした。独電力大手のRWE、技術監査機関テュフズードとその子会社テュフハンゼ、フィアットディーラーで電気自動車プロジェクトサービス会社のシリ […]

ハンブルク市で2月24日、電気自動車実用化に向けたパイロットプロジェクトがスタートした。独電力大手のRWE、技術監査機関テュフズードとその子会社テュフハンゼ、フィアットディーラーで電気自動車プロジェクトサービス会社のシリー・カラバグが共同で実施するもので、フィアットの電気自動車を中心に来年までに乗用車・商用車あわせて700台以上を投入する計画。プロジェクトの初日にはフィアットのチンクエチェント(500)をベースにした「カラバグ500エレクトリック」が走行した。

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電力の供給と充電スタンドの設置はRWEが担当、再生可能エネルギーで発電したエコ電力を提供する。

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充電スタンドの運営・管理はテュフハンゼが担当する。スタンド第1号はプロジェクト開始と同時にオープンした。年内にさらに2カ所を追加する予定だ。テュフハンゼがスタンドの運営を担当することについて同社の関係者は、2009年にカラバグの電気自動車を初めて公道試験走行用に認可したことがきっかけになったと話す。

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実用化に向けてできるだけ多くのデータを収集するため、充電用の電力は当面無料で電気自動車のドライバーに提供する。独連邦陸運局によると、2009年1月時点で1,450台の電気自動車が登録されている。

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