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2010/3/12

企業情報 - 自動車メーカー

トヨタ、水素燃料の実用化プロジェクトに参加

この記事の要約

トヨタ自動車はドイツ政府が支援する水素燃料の実用化を目指すプロジェクト「クリーン・エナジー・パートナーシップ(CEP)」に参加する。2011年までに燃料電池ハイブリッド車「トヨタFCHV-adv」を5台、同プロジェクトに […]

トヨタ自動車はドイツ政府が支援する水素燃料の実用化を目指すプロジェクト「クリーン・エナジー・パートナーシップ(CEP)」に参加する。2011年までに燃料電池ハイブリッド車「トヨタFCHV-adv」を5台、同プロジェクトに投入する計画だ。CEPが5日発表した。

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CEPは水素・燃料電池技術に関する国家技術革新プログラム(NIP)の一環として連邦交通建設省(BMVBS)の主導により発足した。自動車メーカーではVW、BMW、ダイムラー、フォード、ゼネラルモーターズ/オペルが参加。このほか、石油大手のシェルおよびトタル、エネルギー大手のバッテンフォール・ヨーロッパなどが参加している。トヨタ車5台の投入によりCEPの実用走行車は計40台となる。

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トヨタモーターヨーロッパ(TME)の荒島正社長はCEPへの参加について、燃料電池ハイブリッド車は、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、電気自動車とならび、環境対応車として排ガス削減に重要な役割を果たすとし、トヨタの燃料電池ハイブリッド車の市場投入については、2015年頃との見通しを示した。同計画の実現に向けてはインフラ整備が欠かせないとして、自動車メーカーと水素燃料の供給会社との緊密な連携が重要なカギになるとの見解を示した。

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一方、CEPはトヨタのCEPへの参加により、当該プロジェクトの国際性が増すとしている。

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