仏自動車大手ルノーのペラタ最高執行責任者(COO)は14日、電気自動車(EV)の普及拡大には、政府による補助金制度やバッテリーのリース販売などEVの価格競争力を向上させることが不可欠との見解を示した。
\ルノーはサブコンパクトEV「Zoe」を2012年上半期に発売する予定。ペラタCOOは、Zoeのフランスでの販売価格は、5,000ユーロのEV購入補助金込みで1万2,000~1万4,000ユーロになるとの見通しを示した。同COOはまた、「EVの販売には従来とは全く異なるビジネスモデルが必要だ」と指摘。同社が販売する全てのEV向けにバッテリーを月100ユーロでリース販売するサービスを導入する計画であることを明らかにした。
\ルノーはまた、ミドルクラスセダン「フルエンス」とトールワゴン「カングー」のEVモデルを来年半ば頃に発売する予定だ。ペラタCOOによると、「フルエンス」EVモデルの販売価格は補助金込みで2万5,000~2万8,000ユーロを予定しており、「カングー」については未定。生産規模は両モデルとも3万台を計画しているという。
\