独高級車メーカーのBMWと仏ソフト大手のダッソー・システムズ(以下:DS)は、持続可能な車社会を目指した技術革新への取り組みでグローバル戦略提携した。契約期間は5年で、両社の研究・開発部門の連携を緊密化し、環境性能の向上に向けてより効率的なソリューションを開発することを目指す。DSがこのほど、明らかにした。
\今回の提携でBMWは、DSの3次元CAD設計ソフト「CATIA」を中核とする自動車業界向け製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューション「V6」を導入し、製品の企画、デザインから開発、製造までを一元管理する。DSはBMWからのフィードバック情報をもとに自動車産業向けのPLMソリューションを最適化する。
\DSの担当者は、「自動車業界は二酸化炭素(CO2)削減など、より環境にやさしいクルマの開発で改革を迫られている。我が社のPLMソリューションを導入することで、製品開発のプロセスを短縮できると同時に、市場のニーズにマッチした製品の供給が可能になる」と述べ、BMWとの提携に歓迎の意を表明した。
\DSは3D・PLMソリューションの世界最大手。
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