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2010/4/9

企業情報 - 自動車メーカー

中国・吉利のボルボ買収、フォードと最終合意

この記事の要約

中国の民営自動車最大手の浙江吉利控股集団(Geely)は3月28日、米フォード傘下のスウェーデン自動車メーカー、ボルボ・カーズを買収することで最終合意したと発表した。買収額は18億米ドル。中国の自動車メーカーによる国外企 […]

中国の民営自動車最大手の浙江吉利控股集団(Geely)は3月28日、米フォード傘下のスウェーデン自動車メーカー、ボルボ・カーズを買収することで最終合意したと発表した。買収額は18億米ドル。中国の自動車メーカーによる国外企業の買収では過去最大規模となる。2010年第3四半期に売却手続きの完了を見込む。

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吉利の李書福董事長はボルボの今後の戦略について、「ボルボはボルボ、吉利は吉利」と述べ、それぞれ独自のブランド戦略を展開していく方針を示した。スウェーデンやベルギーのボルボ工場は維持し、経営陣の交代もないとしている。

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一方、中国ではボルボ工場を建設し、同ブランドの販売を強化する計画で、同董事長は「中国はボルボの第2の故郷になる」とも述べた。

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フォードはボルボを売却した後も部品の共有など一部の分野でボルボとの協力を維持していく。フォードは1999年にボルボを約65億ドルで買収した。ボルボは経営赤字が続いたものの、一時は保持する方向としていたが、金融危機による自動車市場の低迷を受けて同ブランドの売却を決めた。吉利とは長期間にわたる協議の末、昨年12月にボルボを売却することで基本合意していた。

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