伊フィアットは3月30日、伊南部ポミリアーノ・ダルコ工場に7億ユーロを投資すると発表した。主力車種「パンダ」の生産をポーランド工場から移管するため設備を刷新する。
\ポミリアーノ・ダルコ工場はアルファロメオの「159」、「147」、「GT」を生産している。年24万台の生産能力を持つが、昨年は3万6,000台の生産にとどまった。フィアットはポーランドのティヒ工場で行っているパンダの生産をポミリアーノ・ダルコ工場に移管する計画を進めており、2011年後半からパンダの第3世代モデルの生産を開始、フル稼働時で27万~28万台を生産する方針だ。また、工場の生産性を向上させるため、夜間シフトの導入や現在週5日の稼動体制を週6日とすることなどで労働組合と協議している。
\伊政府はフィアットに対し、2012年までに国内での生産を現行比50%増の年90万台に引き上げるよう求めている。
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