独自動車部品大手のシェフラーは3月29日、中国の河南科技大学(HUST)と提携することで合意した。共同で研究プロジェクトを進めるとともに、専門技術者や研究者を相互に派遣して情報交換や交流を促進する。
\今回の提携でシェフラーとHUSTは、とくに技術規格の標準化を重点に置いた共同研究を実施するほか、ドイツ研究協会(DFG)や中国国家自然科学基金委員会(NSFC)が援助する研究プロジェクトへの参加も視野に入れている。また、シェフラーは同社のトップ技術者を研究アドバイザーや客員教授としてHUSTに派遣する一方、HUSTの研究員や教授を同社の実施するプロジェクトやセミナーに受け入れる計画だ。
\シェフラーのグルーナウ製品開発事業部長は「中国は生産拠点としてのみならず、グローバルな研究開発拠点としても重要性を増している。この意味で現地の一流大学との交流を深めることは意義がある」と述べ、今回の提携を歓迎した。
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