アイルランド政府とルノー・日産アライアンスは12日、電気自動車の普及に向けて協力すると発表した。政府は電気自動車の購入者に1台当たり5,000ユーロの補助金を支給するとともに、自動車登録税を免除する方針。また、同国電力最大手のESBは充電スタンドを整備し、ルノー・日産アライアンスは電気自動車を供給する。
\ESBは、標準的な充電スタンドを2011年12月までに3,500カ所、同年末までに高速充電スタンドを30カ所(うち、9カ所は2010年末まで)に設置する。アイルランド政府は2020年までに同国の保有車両のうち、電気自動車の割合を10%に引き上げる計画。2011年には約2,000台に達する見通し。
\電気自動車は、日産が2011年から5人乗り「リーフ」を、ルノーはリーフに続いて同年中に軽商用車「カングー Z.E.」と2011年末までにセダン「フルエンスZ.E.」を供給する。フルエンスZ.E.は、アイルランドのパイロットプロジェクト向けで、発売は2012年を予定している。
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