トヨタ自動車は27日、フランスのストラスブールで、「プリウス」のプラグイン・ハイブリッド車(PHV)の実用試験を開始した。約100台のプリウスPHVを公的機関や企業に提供し、走行性能や利便性などに関するデータを収集・分析する。
\今回のプロジェクトでは、ストラスブール地区の自治体のほか、仏電力公社(EDF)と仏環境エネルギー庁(ADEME)の協力を得る。EDFは150カ所以上に充電スタンドを整備するほか、車両の一部に充電スタンドと車両の間でデータをやりとりするための車載器を導入する。ADEMEは2008年に温室効果ガスの削減に寄与する新技術の実用試験を支援するためのファンドを設立。これまでに低エミッション車に関しては11のプロジェクトに資金援助している。
\トヨタはプリウスPHVの実用試験をドイツでも実施する。同プロジェクトでは、独エネルギー大手のEnBWおよびバーデン・ビュルテンベルク州と協力。EnBWはプリウスPHV10台の提供を受けるほか、充電スタンドを整備する。
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