独化学大手のBASFは22日、触媒部門の国内生産を拡大し、エンジンの試験設備も増強したと発表した。
\ニーンブルク工場では吸着材と乾燥材の生産ラインを増強したほか、同工場に近い別の工場では大型トラック・バス向けの排ガス浄化触媒の生産能力を強化した。欧州連合(EU)では2013年から大型トラックやバスに、さらに厳しい基準の排ガス規制「ユーロ6」が適用されるため、排ガス浄化触媒の需要は高まる見通し。
\ハノーバーでは、エンジンの試験設備を新たに導入、試験能力を従来に比べ約30%拡大した。同社では開発した触媒の性能を確かめるため、独自のエンジン試験設備を持っている。
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