独自動車部品大手のボッシュは、独高級車メーカーのアウディから衝突予知緊急ブレーキシステムを受注したと発表した。高級セダン「A8」の「プレ・センス(pre-sense )」アシストシステム向けに供給する。
\ボッシュの開発した衝突予知緊急ブレーキシステムは、横滑り防止プログラム(ESP)、長距離レーダーセンサー(LRR3)、適応型スピード制御システム(ACC)と連動する。仕組みは、(1)フロントガラスに装備されたレーダーが衝突の可能性のある障害物(減速中の自動車など)を検知すると、ブレーキ圧を高めて車体を揺らし、警告する(2)ドライバーがこれに反応して急ブレーキを踏むと、システムはブレーキ圧を急速に高めて減速度を大きくし、制動距離を短縮する。(3)ドライバーが反応しない場合は警告音を出し、それでもなお反応せず衝突が回避できなくなった場合は、システムが衝突直前(0.5秒前)にフルブレーキをかけて衝突の衝撃を可能な限り緩和するというもの。
\独週刊誌『フォークス』(オンライン版)によると、同システムはオプションで提供され、価格は2,000ユーロ。
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