フィンランドのタイヤ大手ノキアンタイヤズが6日発表した2010年1-3月期決算は、営業利益が2,100万ユーロとなり、前年同期の270万ユーロの赤字から黒字に復帰した。世界的な自動車販売市場の回復と、コスト削減策が寄与した。
\売上高は前年同期比18%増の1億8,380万ユーロに拡大した。部門別売上高は、主力の乗用車向けタイヤが18.5%増の1億3,920万ユーロ、重機用タイヤが33.7%増の1,680万ユーロ、トラック用タイヤが40.6%増の610万ユーロ。小売販売部門のVianorは4.7%増の4,220万ユーロだった。また、地域別売上伸び率は北欧が20.7%、ロシア・独立国家共同体(CIS)が3.1%、中東欧が30.9%、北米が1.0%だった。
\ノキアンタイヤズは、タイヤ需要の回復傾向は強まっているとし、2010年は売上高、営業利益ともに増加が見込めるとの見通しを示した。
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