独自動車大手のダイムラーは14日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)での上場を廃止すると発表した。取引規模が小さいため、撤退により財務報告書作成や管理業務、登録手数料などのコストを削減する。
\同社によると、ダイムラーの投資家の大部分はドイツのフランクフルト証券取引所の電子取引を利用しており、NYSEにおける過去12カ月の取引規模は全体の5%にも満たない。
\NYSEではかつてドイツの大手企業16社が上場していた時期もあったが、先月にはドイツテレコムが同取引所からの撤退方針を表明、ダイムラーの撤退により、シーメンス(電機)、SAP(ソフトウエア)、ドイツ銀行、フレゼニウス(医療サービス)の4社が残るのみとなる。
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