独高級車メーカーBMWのノルベルト・ライトホーファー社長は18日の株主総会で、独競合ダイムラーや仏自動車大手のPSAプジョー・シトロエンとそれぞれ、部品の共有化などで交渉を続けていると明らかにした。ダイムラーとは調達分野で、PSAとはエンジン開発について交渉している。
\同社長はダイムラーとの部品共同調達について、これまでの協力では良好な結果を得ていると述べ、現在も協議を続けていることを明らかにした。ただ、ダイムラーとの協力はブランドイメージに影響しない部品に制限される、との見解を示した。
\PSAについては、BMWが2013年に発売予定の電気自動車「メガシティ・ビーグル」は交渉対象から除外していると述べた。
\同社はプロジェクト単位で協力関係を構築する戦略を取る。これまでには、サムスンの子会社サムスンSDIと独自動車部品大手のロバート・ボッシュによるリチウムイオン電池の合弁会社SB LiMotiveや、独炭素製品大手のSGLグループとの炭素繊維複合材合弁会社を設立した例がある。
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