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2010/5/28

企業情報 - 自動車メーカー

PSA、新興国向けモデルをスペイン工場で生産

この記事の要約

仏自動車大手のPSAプジョー・シトロエンは25日、新興国市場向けの新モデルをスペインのビーゴ工場で生産すると発表した。自動車需要が急速に伸びている地中海沿岸諸国、中東、アフリカ諸国を主な販売地域とし、プジョーとシトロエン […]

仏自動車大手のPSAプジョー・シトロエンは25日、新興国市場向けの新モデルをスペインのビーゴ工場で生産すると発表した。自動車需要が急速に伸びている地中海沿岸諸国、中東、アフリカ諸国を主な販売地域とし、プジョーとシトロエンの両ブランドで発売する予定。PSAは2009年秋に発表した長期計画の中で、事業の国際化を重要課題として掲げていた。

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メディア報道によると、PSAは新機種の生産に向けビーゴ工場に今後5年間で約10億ユーロを投資する。今回の戦略は仏競合ルノーの低価格車ブランド、ダチアの販売好調を受けたもので、新興国市場にエントリーモデルを投入する。ただ、PSAは別ブランドではなくプジョーおよびシトロエンのモデルとして販売する方針。

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ビーゴ工場はPSAグループ最大の工場で、2009年は38万4,900台を生産した。シトロエンの「C4ピカソ」「グランドC4ピカソ」「クサラ・ピカソ」「ベルリンゴ・ファースト」、新型「ベルリンゴ」、プジョー「パートナー・オリジン」、新型「パートナー」を生産している。

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