仏自動車工業会(CCFA)がこのほど発表した2010年5月の乗用車新車登録は18万6,337台となり、前年同月を11.5%下回った。新車への買い替え奨励金(スクラップインセンティブ)が2010年1月にそれまでの1,000ユーロから700ユーロに引き下げられた影響で需要が後退したとみられている。奨励金は7月1日からさらに500ユーロに引き下げられる。
\ \■ スペインは44.6%増
\ \一方、スペインの5月の乗用車新車登録は、前年同月比44.6%増の10万2,873台に拡大した。政府の新車購入補助制度のほか、同国では7月から付加価値税(VAT、日本の消費税に相当)が引き上げられることが販売好調の背景にあるとみられている。同国の2010年1~5月の乗用車新車登録は前年同期比43.5%増の48万2,677台となっている。
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