独自動車大手のダイムラーは10月から超小型車ブランド、スマートの電気自動車を米国市場に投入する。さしあたり250台を一部の顧客に提供し、都市部の道路や高速道路などで実用走行試験を実施する。本格的な販売は2012年からとなる見通し。
\スマートの米国販売は2010年1~5月に2,722台にとどまり、前年同期の約3分の1に落ち込んでいる。経済危機以降、ガソリン価格が大幅に低下し、燃費の良い小型車を購入するメリットが少なくなったことも販売低迷の一因とみられているが、競合MINIの同期における米国販売は1万6,804台と、スマートを大きく引き離している。
\ダイムラーは米国でも二酸化炭素(CO2)排出量の削減への関心が高まっていることから、スマートEVの市場投入で消費者の購買意欲を刺激することを狙っている。
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