中国のバッテリー・自動車メーカー、比亜迪汽車(BYD)はドイツのフランクフルトに欧州事業の統括拠点を開設する方針のもようだ。8日発行の『フィナンシャル・タイムズ(ドイツ版)』紙が消息筋から得た情報として報じた。年内にも正式に発表する方針という。
\同紙によると、BYDは2011年から欧州市場で電気自動車のセダン「E6」、ハイブリッド車のノッチバック「F3 DM」の販売を開始する予定。また、同社の広報担当者はブルームバーグ通信に対し、欧州にデザインセンターや工場を建設することも視野に入れていることを明らかにしている。
\BYDは独自動車メーカーのフォルクスワーゲン(VW)とリチウムイオン電池を搭載したハイブリッド車や電気自動車の開発で協力関係にあるほか、ダイムラーとは中国市場向けの電気自動車の開発で提携しており、先ごろ同事業の実現に向けて中国に折半出資で合弁会社を設立する計画を発表したばかり。
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