仏自動車部品大手のフォルシアは14日、中期事業戦略の概要を発表した。2014年までの5年間で売上高を09年の93億ユーロから160億ユーロに引き上げる。また、高い成長が見込めるアジアと北米の事業を強化し、欧州域外の売上比率を現在の23%から42%に拡大する方針を示している。
\フォルシアは、14年までの平均成長率(CAGR)で年12%を目指す。このうち8%は内部成長によって、4%を企業買収・合併(M&A)によって達成する。営業利益率(EBITDAベース)を5~6%に改善するとともに、正味負債/EBITDA倍率を0.5%以下に抑えることを目標とする。
\フォルシアは自動車市場の低迷を受けて業績が悪化。09年売上高は前年比で20%減少したほか、4億3,400万ユーロの最終赤字を計上した。だた、今年1‐3月期の売上高が前年同期比で59.5%増加するなど、急速に回復している。
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