仏ヴァレオは9日、同社の新型マイクロハイブリッドシステムが、2010年第3四半期からPSAプジョー・シトロエンの新世代スタート・ストップ・システム「e-HDi」として採用されることになったと発表した。
\「e-HDi」は、ヴァレオのスタータ・オルタネータ・リバーシブル・システム(StARS)の第2世代バージョンである「i-StARS」と、PSAのHDi(高圧直噴)ディーゼルエンジンを組み合わせたシステム。AT車で時速8キロメートル以下、MT車では時速20キロメートル以下でエンジンが停止し、0.4秒でエンジンを再始動することができる。i-StARSの採用によって、e-HDiは従来のHDiシステムと比べて二酸化炭素(CO2)排出量を走行1キロメートル当たり平均5グラム削減し、燃費も最大で15%改善されるという。
\e-HDiは、第3四半期からシトロエン「C5」と新型「C4」、「C4ピカソ」に搭載。その後、プジョー「308」や「407」などにも導入していく。13年までにHDi搭載車の30%に相当する100万台のe-HDi搭載車が販売される見込みだ。
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