欧州自動車最大手の独フォルクスワーゲン(VW)はこのほど、開発中の電気自動車「ゴルフ・ブルーEモーション」のテスト走行を行った。同社は来年に一部の顧客に数百台を提供し、データを収集・分析する計画。発売は2013年を予定している。6月28日付の独業界紙『オートモビルボッヘ』が報じた。
\同紙によると、ゴルフの電気自動車の出力は115PSで、トルクは270Nm。時速0~100kmの加速性能は11.8秒となっている。時速120kmで長時間走行することが可能という。乗り心地は良く、加速時も車内は静かで、電車に乗っている時のようなモーター音はしないという。
\リチウムイオン電池の容量は26.5kW。航続距離は150kmとなっている。VWはリチウムイオン電池の分野では、三洋電機、東芝、中国の比亜迪(BYD)と提携している。今後、リチウムイオン電池の取引先が絞り込まれるかどうかに注目が集まる。
\