米自動車部品大手のジョンソン・コントロールズはこのほど、アイドリングストップシステム搭載車向けのAGM(アブソーブドグラスマット)バッテリーをフォルクスワーゲン(VW)と共同開発した。耐熱性に優れるため、気温の高い国向けの車両に採用できるほか、車体の中でも温度が高くなる場所にも装着できるようになるため車体デザインの自由度が高まる利点がある。
\アイドリング・ストップ機能は、車両が停止するとエンジンが止まり、再発進すると自動的にエンジンが作動するシステム。燃費や二酸化炭素(CO2)を低減する効果があり、需要は今後拡大する見通し。ジョンソン・コントロールズのAGMバッテリーは自動発進と並行して、ライトやラジオ用の電力も十分に供給できるという。
\共同開発したバッテリーはVWのアイドリング・ストップ機能を採用したブルーモーションモデルに導入される。将来はさらに採用モデルが広がる見通し。
\同バッテリーはドイツのハノーバーで開発した。サイズはL5、L6、L7の3種類があり、生産は同国のツヴィッカウとハノーバーの2工場で行う。両工場からVWのほぼすべての欧州工場に供給するという。
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