英自動車工業会(SMMT)が6日発表した2010年6月の乗用車新車登録は19万5,226台となり、前年同月を10.8%上回った。大口法人は25.3%増、小口法人も18.4%増と好調なことから、SMMTのポール・エヴェリット会長は、景況感が改善し、景気も回復しているとの見解を示した。
\ただ、下半期(7~9月)について産業界は厳しい見通しを示しており、景気回復を継続させるため、政府に対し、消費者や企業が融資を受けやすい環境づくりを要請した。
\6月の新車登録を燃料別に見ると、代替燃料車が157.4%増の2,327台と大幅に伸びた(市場シェア:1.2%)。ディーゼルも17.8%増と好調だった。ディーゼル車では日産「キャシュカイ」が最も販売台数を伸ばした。
\2010年上半期(1~6月)の乗用車新車登録は19.9%増の110万8,662台。3月末に終了した新車買い換え補助金制度の効果で販売が大きく伸びた。6月単月では同制度を利用した新車の登録は全体の0.7%に減少している。
\ \■ 英商用車販売、2010年6月は15.7%増
\ \SMMTが同日発表した2010年6月の商用車販売(バン、トラック)は、2万3,040台となり、前年同月を15.7%上回った。1~6月の累計では10.7%増の12万2,336台だった。
\バンは6月が17.4%増、1~6月も15.8%増と2ケタ増となった一方、トラックは6月が5.1%増、1~6月は16.0%増と回復が遅れている。
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