ドイツ連邦陸運局(KBA)が5日発表した国内の2010年6月の乗用車新車登録は28万9,259台となり、前年同月に比べ32.2%減少した。特に、新車への買い替え奨励金制度の効果で昨年は販売を伸ばしていた大衆車メーカーが販売を大きく落としている。1~6月では146万8,791台となり、28.7%減少した。2008年同月比では10.1%減となっている。
\6月の販売で前年実績を上回ったメーカーは、BMW/MINI(0.6%増の3万197台)とランド・ローバー(8.9%増の660台)のみ。高級車メーカーのメルセデス・ベンツ(13.1%減の2万9,298台)やジャガー(7.5%減の371台)は前年実績を下回ったものの、下落幅は比較的小幅にとどまった。
\これに対し、最大手のフォルクスワーゲン(36.6%減)やオペル(36.9%減)、フォード(39.9%減)、フィアット(50.5%減)は大幅な後退となった。
\日本メーカーは、日産/インフィニティが1.8%減の5,436台と微減にとどまったほかは、2ケタ減となり、ホンダは12.0%減(3,322台)、マツダは12.5%減(5,174台)、三菱自は39.4%減(2,059台)、ダイハツは44.1%減(448台)、スバルは43.6%減(571台)、スズキは47.7%減(2,084台)、トヨタ/レクサスは48.2%減(6,936台)だった。
\2010年1~6月の累計では、日産/インフィニティが29.0%増と大幅なプラスを確保している。
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