独高級車メーカーのBMWとダイムラーがシートフレームを共同調達する方向で合意したもようだ。数千万ユーロを投じて両社の全ての車種に対応するシートフレームを開発する計画。同措置によりそれぞれ、年1億5,000万~2億ユーロのコスト削減が見込めるという。26日発行の独『シュピーゲル』誌がBMWの幹部筋から得た情報として報じた。
\両社はコスト削減を目的に、数年前から部品の共同調達の可能性を模索してきたが、両社は高級車メーカーとして競合する立場にあることから、協力の範囲は限定的なものになっていた。『シュピーゲル』誌によると、BMWの幹部は、「両社の協力関係は長い間、ほとんど結果が出ない状態が続いていたが、再び動き出した」とコメントしている。
\一方、エンジンの共有化では意見が分かれているもようだ。BMWが独自開発した3気筒エンジンをダイムラーに供給することに難色を示したとされている。
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