米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)の独子会社オペルは「コルサ」の下に位置づける新たなエントリーモデルの市場投入を計画している。独業界紙『オートモビルボッヘ』が消息筋から得た情報によると、資金面の事情から、新モデル向けだけのプラットフォームを開発することは難しく、コルサと部品を共有する方向が検討されているという。
\同紙によると、オペルはプロジェクト「ジュニア」を立ち上げ、新モデルの開発計画を進めている。具体的には、◇「コルサ」を簡易化した「コルサクラシック」を先行販売し、新エントリーモデルへのつなぎ役とする◇新エントリーモデルのプラットフォームを2013年発売予定の次世代「コルサ」と共有する――案が出ているという。また、内部筋によると、同社では新モデルの販売を伸ばすためには価格をコルサよりも2,000ユーロ以上安く設定する必要があると見ているようだ。
\同新モデルの生産については、ドイツのアイゼナハ工場が有力候補と見られている。ただ、オペルのニック・ライリー社長はこれまでのところこの件について、「アイゼナハ工場は有力候補の一つに違いないが、まだ決定はしていない」とコメントしている。
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