独自動車大手のダイムラーは、4気筒および6気筒のディーゼルエンジンを日産自動車に供給する。年内にも出荷を開始する見通しで、日産は同エンジンを欧州と米国で販売するモデルに搭載する予定。9月6日発行の独有力誌『シュピーゲル』が報じた。ダイムラーとルノー・日産アライアンスは今年4月、戦略提携および資本提携で合意している。
\同誌によると、ダイムラーは年約5万基のエンジンを日産に供給する。同取引はダイムラーにとって、新たな収益源となるほか、ディーゼルエンジンを生産する独ウンタートュルクハイム工場の雇用確保にもつながる。
\ダイムラーのディーターツェッチェ社長は今回の取引について、競合へのエンジン供給は自動車業界では普通に行われているとし、イメージへの影響は心配ないとの見解を示している。
\一方、ダイムラーとルノーが共同開発している超小型車ブランド、スマートの新モデルの発売は2013年以降となる見通し。
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