韓国の現代自動車と傘下の起亜自動車は、ロシア同業のイジアフトと委託生産で協議を行っている。ロシア政府が3日、明らかにした。
\イジアフトのイジェフスク工場は年22万台の生産能力を持ち、起亜車のライセンス生産などを手がけていたが、業績の悪化により昨年初頭に生産を停止、同社は8月に破産を申請した。負債総額は145億ルーブルに上る。ロシア政府のペスコフ報道官は、現代・起亜との交渉について、「我々は交渉が成功し、全ての条件で合意できることを望んでいる」とコメントした。
\イジアフトの主要債権者である大手銀行ズベルバンクの代理人を務めるユナイテッド・アート・グループの社長によると、現代と起亜は、イジェフスク工場で年6万台を生産する考えで、内訳は起亜の乗用車4万5,000台、現代の小型商用車1万5,000台となる見通しという。
\イジェフスク工場では、ロシア自動車最大手のアフトワズも主力モデルの「ラーダ」を年最大9万台生産することを計画している。
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