技術コンサルティング大手の仏アルトランは、ミュンヘンにソフトウエア開発拠点を開設する方針だ。同社のリーダー・キルスタン取締役(自動車事業担当)が明らかにしたもので、新拠点では車載ソフトウエア制御装置などを中心に開発するとしている。業務開始は2011年初めを見込む。独業界紙『アウトモビールボッヘ』が報じた。
\ミュンヘンのソフト開発拠点ではまず10~15人のスタッフを雇用し、年内に30人に増やす予定。
\アウトモビールボッヘ紙によると、アルトランはフランス(ソフィア・アンティポリス)、英国(バース)に研究開発拠点を置いているほか、インドのバンガロールでも開設準備を進めている。
\アルトランは1982年の設立で、世界に100以上の子会社を持つ。連結売上高は14億ユーロ。売上シェアは中核のエンジニアリング事業が6割、ITコンサルティングが3割、企業コンサルティングが1割となっている。
\ドイツ進出は1996年で、従業員は現在1,050人、売上高は1億2,500万ユーロ。自動車事業ではBMW、アウディ、ダイムラーなどの完成車メーカーのほか、ボッシュ、コンティネンタル、デルファイ、ヘラーなどの自動車部品メーカーと取引している。
\