韓国のタイヤメーカー、ハンコックタイヤは、ハンガリー工場の生産能力を大幅に強化する。現在進行中のプロジェクトが2011年半ばに完了すると、同工場で生産する欧州市場向けのタイヤは年1,000万本となる。将来的には欧州の生産能力をさらに2倍に拡大する計画だ。同社の欧州事業を統括するJin Wook Choi氏が20日発行の独『ヴィルツシャフツヴォッヘ』誌に掲載されたインタビュー記事の中で明らかにした。
\同社は2007年に中部フェイェール県のラーチャルマーシュ(Racalmas)にタイヤ工場を稼働させた。Choi氏によると、欧州では大型トラック向けの需要が高く、生産が追いつかない状態という。また、年内にもドイツの高級自動車メーカーとの新規プロジェクトを発表する予定。
\同氏は独自動車部品大手コンチネンタルのタイヤ部門を同社が買収するという業界憶測について、新市場の開拓や新しい事業分野を確保するための買収は有意義であるが、今回はそのケースに当てはまらないと述べ、買収の可能性を否定した。
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