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2010/9/24

一般・技術・その他 (旧)

アントノブ、EV用3段式変速機を開発

この記事の要約

英蘭系の自動車変速機製造会社アントノブは9月15~16日に英ベッドフォードで開催された低炭素自動車ショー(LCV2010)で電気自動車(EV)向けの3段式変速機を発表した。同ギアボックスは、自動変速、デュアルクラッチの変 […]

英蘭系の自動車変速機製造会社アントノブは9月15~16日に英ベッドフォードで開催された低炭素自動車ショー(LCV2010)で電気自動車(EV)向けの3段式変速機を発表した。同ギアボックスは、自動変速、デュアルクラッチの変速機向けにデザインしたもので、エネルギー効率が高いほか、さまざまな車種に対応できる利点がある。英『The Engineer』誌(21日付、電子版)が報じた。

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アントノブは、技術戦略委員会(TSB)が主導するジャガーのレンジエクステンダーEV「リモグリーン」のプロトタイプを開発するプロジェクトの一環として同変速機を開発した。「リモグリーン」は現在、同社の2速変速機を搭載しているが、2011年初めには3速変速機を採用する予定。4速変速機を開発する可能性もあるとしている。

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デュアルクラッチは、ギアとクラッチのセットが2系統となっており、次に変速する際のギアが待機している状態のため、ギア変換が迅速かつ円滑で、振動も小さい。

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電気自動車では現在、1速が主流となっているが、同社の開発担当者は『The Engineer』誌に対し、自動車メーカーもEVの人気が高まるにつれて1速ではパフォーマンスに限界があることに気付き始めていると指摘している。

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