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2010/11/5

企業情報 - 自動車メーカー

BMW、第3四半期は増収増益

この記事の要約

独高級車メーカーのBMWは3日、2010年第3四半期(7~9月)の売上高が159億4,000万ユーロとなり、前年同期に比べ35.6%の増収になったと発表した。営業利益は11億9,200万ユーロとなり、前年同期の5,500 […]

独高級車メーカーのBMWは3日、2010年第3四半期(7~9月)の売上高が159億4,000万ユーロとなり、前年同期に比べ35.6%の増収になったと発表した。営業利益は11億9,200万ユーロとなり、前年同期の5,500万ユーロから約22倍に拡大した。税引き後利益は8億7,400万ユーロ。販売台数は13.0%増の36万6,190台に拡大した。超小型車ブランドMINIは販売が振るわなかったものの、オフロード車「X5」や旗艦モデルの「7シリーズ」など利幅の大きい大型モデルの販売が好調だった。

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主力の自動車部門の売上高は39.6%増の142億1,000万ユーロに拡大、営業利益(EBIT)は前年同期(7,600万ユーロの赤字)から11億5,200万ユーロに黒字転換した。

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ブランド別の販売は、BMWが16.3%増の30万6,982台、MINIは2.8%減の5万8,450台、ロールスロイスは前年同期(132台)の約6倍の758台に拡大した。

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同社は業績好調を受けて、自動車部門の売上高利益率(EBITベース)予想を従来の5%以上から7%以上に上方修正した。BMWは同利益率を2012年に8~10%とする目標を掲げている。

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