独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社シュコダは、2020年までに今年の通期販売75万台(予想)の2倍に相当する150万台の販売を目指す。9月に就任したシュコダのファーラント社長が2日ベルリンで催された独業界紙『オートモビルボッヘ』主催の業界会議で明らかにした。中国、インド、ロシアを中心とする新興国市場の販売がけん引役となると見込んでいる。
\シュコダブランドはVWグループの中でも、韓国の現代自動車や起亜と競合している。ファーラント社長はシュコダブランドの特徴について、VWグループの低価格ブランドではないと強調し、「車内空間の広さと機能的で実用的なファミリーカーだ」と説明した。
\成長市場の中国では、ディーラー数が3年前の約100社から、現在は倍以上の約250社に拡大していると説明。来年は400社、さらに2015年には600社以上になるとの見通しを示した。
\業界では今後の販売のけん引役として、「ニュースモールファミリー」と呼ばれるVWが開発中の新小型車シリーズのプラットフォームを使用した新モデルがシュコダブランドからも発売されると予想されている。
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