欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2010/11/5

一般・技術・その他 (旧)

ボルボ・バス、デュアル燃料バスを初受注

この記事の要約

スウェーデンの商用車メーカー、ボルボ・バスは10月26日、同国西部のヴォールゴールドのバス運営会社、ヴォールゴールドブスから、バイオガスとバイオディーゼルを併用するデュアルフューエルエンジンを搭載した「8500インターシ […]

スウェーデンの商用車メーカー、ボルボ・バスは10月26日、同国西部のヴォールゴールドのバス運営会社、ヴォールゴールドブスから、バイオガスとバイオディーゼルを併用するデュアルフューエルエンジンを搭載した「8500インターシティ」を11台受注したと発表した。デュアル燃料バスの受注は今回が初めて。

\

ボルボ・バスはスウェーデンエネルギー庁の支援を受け、デュアフューエルエンジンの開発に取り組んできた。8500インターシティは、バイオガスや天然ガスとバイオディーゼルの混合燃料又はバイオディーゼルのみで走行ができる。ガスとバイオディーゼルの混合比率は特に定められていないが、7:3が一般的という。

\

ボルボ・バスのエドワルド・ヨブソン環境ディレクターによると、従来のガス燃料バスは、ガソリンやLPGを燃料とするものと同じオットーサイクルエンジンを搭載しており、エネルギー効率がディーゼルエンジンと比べ劣っていた。8500インターシティは、ディーゼルエンジンの採用により従来のガス燃料バスと比べ30~40%エネルギー効率が改善しているという。

\