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2010/11/12

企業情報 - 自動車メーカー

BMW、MCVの生産に向けライプチヒ工場に4億ユーロ投資

この記事の要約

独高級車メーカーのBMWは5日、「メガシティ・ビークル(MCV)」と呼ばれる電気自動車(EV)の新シリーズ生産に向け、ドイツのライプチヒ工場に2013年までに4億ユーロを投資すると発表した。これにより、同工場では従業員約 […]

独高級車メーカーのBMWは5日、「メガシティ・ビークル(MCV)」と呼ばれる電気自動車(EV)の新シリーズ生産に向け、ドイツのライプチヒ工場に2013年までに4億ユーロを投資すると発表した。これにより、同工場では従業員約800人分の雇用が創出される。『オートモーティブ・ニュース・ヨーロッパ』紙によると、BMWのクラウス・ドレーガー取締役(開発担当)はMCVの販売価格について、6万ユーロを下回るとの見通しを示している。

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ライプチヒ工場ではBMW傘下のブランドMINIのEVを生産しているほか、2011年にはBMW「1シリーズ」をベースにしたEV「アクティブE」の生産も開始する予定。これらのEVモデルの生産で得たノウハウをMCVにも投入する戦略だ。同工場では従来の内燃エンジン搭載モデルでは現在、「1シリーズ」、小型クロスオーバー「X1」を生産。1日当たりの生産規模は約730台となっている。

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BMWはMCVに炭素繊維複合材料(CFRP)部品を採用する計画で、昨年は独炭素素材大手のSGLグループと自動車向けの炭素繊維および炭素繊維を使用した中間製品を製造する合弁会社を設立した。

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北米のモーゼスレイク工で生産した炭素繊維をドイツのヴァッカースドルフ工場とランツフート工場でCFRP部品に加工し、ライプチヒ工場の生産ラインでメガシティ・ビークルに組み込む予定。

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