独高級車メーカーのBMWは、ミラノのEICMA(ミラノ国際モーターサイクルショー:11月2~7日開催)で、大型スクーターのコンセプトモデル「コンセプトC」を発表した。同社は屋根つきスクーター「C1」の生産を03年に中止して以来スクーターからは撤退していたが、コンセプトモデルをベースとした2モデルを投入し、スクーター市場に再復帰する計画だ。
\コンセプトCは二気筒ガソリンエンジンと無段変速機(CVT)を搭載している。スタイルは同社のモーターバイクを彷彿とさせるダイナミックかつ躍動感に富んだデザインとなっている。
\BMWが大型スクーターを開発した背景には、公共交通の発展した大都市では「必ずしもクルマは必要ない」と考える人が増えているなど、個人のモビリティ(移動手段)が急速に変化していることがある。コンセプトCは、大都市圏に住み、快適な近距離移動手段を求める裕福層を主なターゲットとしている。
\