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2010/12/3

一般・技術・その他 (旧)

追従車群走行プロジェクトのドキュメンタリーを公開

この記事の要約

欧州連合(EU)の追従車群走行システムの開発・実験プロジェクトであるSARTRE(Safe Road Trains for Environment)は11月24日、プロジェクトのこれまでの成果をまとめたドキュメンタリーフ […]

欧州連合(EU)の追従車群走行システムの開発・実験プロジェクトであるSARTRE(Safe Road Trains for Environment)は11月24日、プロジェクトのこれまでの成果をまとめたドキュメンタリーフィルムを公開した。

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追従車群走行(プラトゥーニング走行)は、先行車両に後続車両が追従する形で自動運転を行い、複数台の車両が一群となって走行するもの。車間距離を小さくすることによる道路容量の増加や空気抵抗の減少による燃費向上、渋滞緩和、交通事故の減少などの効果がもたらされると期待されている。

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SARTREプロジェクトは、EUの第7次研究枠組み計画(FP7)の一環として2009年9月に発足した。英国の技術開発会社リカルドが主導し、イディアダ、ロボティカーテクニカ(スペイン)、アーヘン自動車工学研究所(独)、SP国立技術研究所、ボルボカー、ボルボテクノロジー(スウェーデン)が参加する。

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プロジェクトチームは、ナビシステムとトランスミッター・レシーバーを備えた車両が車々間通信を使って自動で追従走行するシステムを開発。年内に先行車と後続車各1台ずつによる走行実験を行い、12年初頭には5台による車群のデモ走行を実施することを目指している。

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